[立ち話]2016.5.6
あくまで「内山に任せる」
渡辺均会長
 12度目の防衛戦でWBA世界スーパーフェザー級王座から陥落した内山高志(36)の進退について、ワタナベジムの渡辺均会長は5日、「本人が動くまでこちらからはアクションを取らない」との方針を示した。
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 王座挑戦を含めれば13度にわたる世界戦を繰り返してきた内山について、「 今は解き放たれた状態だろう」と考える渡辺会長は、暫定王者ジェスレル・コラレス(パナマ)に2回KO負けを喫した日の晩、メールで簡単なやりとりをした以降、内山と連絡を取っていないという。
衝撃の一撃
「闘争心が途切れたときに第三者が何かを促すべきじゃないというのが私の考え。 選手を続行するにせよ、引退するにせよ、私は内山から声をかけてくるのを待ちます」
去就は
 そう話しながらも、内山が自身のブログなどを通じて、再起を示唆していることは耳に入っているらしく、「人間の欲求は満たされたらいったん落ちますが、また高まって来ますから。ご飯を腹いっぱい食べたときのことを思い出してください」とわずかに笑みを見せた。
宿敵コラレスと即再戦もある?
 内山が再起をした場合、コラレスとのダイレクトリマッチも「WBAは認めているし、本人が一番戦いたい相手だろうから」と想定しており、その開催地がアメリカになることや、ラスベガスで他の選手と戦うことも考えていくという。逆にこのまま引退を決めたとしても、「ジムに絶大な貢献をしてくれた人間なので、無理に引き止めたりはしない」と話した。