[海外ニュース]2016.4.29
ロマチェンコ「6/11が楽しみ」
ワシル・ロマチェンコ
 WBO世界スーパーフェザー級王者ローマン・マルチネス(33=プエルトリコ)対WBO世界フェザー級王者ワシル・ロマチェンコ(28=ウクライナ/米)のタイトルマッチが6月11日、米国ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)のサブアリーナ、「ザ・シアター」で行われることが正式決定した。これを受け両者は28日、ニューヨークで会見に臨んだ。
ワシル・ロマチェンコ
 マルチネスは昨年4月にオルランド・サリド(メキシコ)から王座を奪い、9月の再戦(引き分け)を経てロマチェンコ戦が2度目の防衛戦となる。この間、内定していたサリドとの第3戦が流れ、ミゲール・ベルチェル(メキシコ)との指名防衛戦は自身の負傷でキャンセルになっている。そのマルチネスは「6月11日の試合がロマチェンコにとって大事な戦いになることは分かっている。彼にふたつ目の黒星をつけるためにハードなトレーニングをしているところだ。私が不利とみられているようだが、私は数多くの修羅場を経験してきたんだ。世界王者に留まるためにプエルトリコで猛練習に励むよ」と意気込みを口にした。34戦29勝(17KO)2敗3分。
 勝てば7戦目で2階級制覇となるロマチェンコは「6月11日を楽しみにしている。私にとっては初のメインイベントだし、満足感がある。マルチネスは賢くて強く、経験豊富なファイターだと思う。ふたりともサリドと戦っているが、私は負け、彼は勝っている。6月11日はプエルトリコの人たちの休日(プエルトリカン・デー)だが、この試合後、ウクライナの人たちが休日をとるだろう」と応じた。6戦5勝(3KO)1分。
 セミにはプエルトリコのスター候補、フェリックス・ベルデホが出場することになっており、また08年北京五輪と12年ロンドン五輪を連覇した実績を持つゾウ・シミン(中国)も前座に登場する予定だ。