[試合結果]2016.4.23
豪州遠征の切間庸裕
試合後は健闘称えあった
 22日、オーストラリア・メルボルンで行われた東洋太平洋スーパーウェルター級6位の切間庸裕(31=折尾)対東洋太平洋スーパーウェルター級5位マイケル・ザラファ(豪)のIBFパシフィック・ミドル級王座決定戦は、地元メルボルンのホープ、ザラファがフルマークの判定勝ちで空位の王座を獲得した。
 リングインと同時にブーイングを浴びるアウェイの洗礼を受けるもゴングと同時に前に出た切間だったが、ザラファのシャープなジャブに前進を阻まれ、噛み合わない展開が続いた。時折、強打で迫ってみるものの、ザラファのジャブからの右をもらってしまう場面が増え、決定的なパンチこそもらうことなく前進を続けたが、逃げ切りを計るザラファに、はぐらかされるまま最終ゴングが鳴った。結局、地元の大声援を受けながらボクシングを続けたザラファがジャッジ三者が共にフルマーク(120-108)を付ける結果となり、IBFパンパシフィックミドル級王座を獲得。過去、日本タイトルに2度挑戦した切間は、3度目のタイトル挑戦も失敗に終わった。戦績はザラファは21戦19勝(10KO)2敗。切間は30戦22勝(15KO)6敗2分。