昨年、世界を目指し日本王座を返上した小國は、昨年6月に和氣慎吾(古口)とIBF挑戦者決定戦を争った実績の持つ世界ランカーに対し、「思ったより小さくてちょっとビックリした。細かいパンチがあるので不用意には行かないが、ボディブローが狙い目のひとつ」と戦略を明かし、「世界8位を破って自分の実力を確認したい。ここで負けるようでは世界は無理。明日は進退のかかった一戦」と位置づけた。

　また、アンダーカードでタイ人選手を迎える日本ライト級2位の土屋修平(29=角海老宝石)は、一昨日の王座交代により1位に上がることが濃厚。リミットの61.2kgでパスすると一息つき、「明日の試合にしっかりと勝って、今年中に初のタイトル挑戦に漕ぎ着けたい」と意欲を示した。