[前日計量]2016.4.13
拳四朗「倒しにいく」
ホープ対ベテラン
 昨年12月、無傷のプロ6戦目で日本Lフライ級王座を奪取した拳四朗(24=BMB)が、明日14日の後楽園ホールで同級1位の角谷淳志(30=金沢)を迎え初防衛戦に臨む。その前日計量が都内のJBC事務局で行われ、ともにリミットの48.9kgを一発で下回りパスした。
48.7kgの拳「ホールのお客さんは熱くて好き」
 13年8月に世界挑戦を経験した22戦17勝(10KO)4敗1分のベテラン角谷を迎える拳は、相手のキャリアを警戒しつつも、先にプレッシャーをかけチャンスがあれば倒しにいきたいと笑顔で話し、磨きをかけたカウンターに自信をのぞかせた。また、ここまでWBA世界同級王者・田口良一(ワタナベ)とスパーを重ねてきたことも自信をつけた要因に上げ、今年中に世界まで辿り着きたいと希望した。
48.8kgの角谷「3度目の正直を狙う」
 一方、これが4年ぶり2度目の日本タイトル挑戦となる角谷は、「歳も歳だしこれがラストチャンスだと思っている」と話し3度目の正直を強調。対策も十分に図り、世界戦の経験とスタミナ、そして独自のタイミングで繰り出すパンチを武器に「支えてくれる人たちのためにもベルトを獲る」と静かに闘志を燃やした。