ヘイは今年1月、3年半ぶりに戦線復帰し、いきなり世界ランカーのマーク・デ・モーリ(豪/クロアチア)に1回TKO勝ちを収めた。その勝利でWBA9位のほかWBC12位、IBFでも13位にランクされている。29戦27勝(25KO)2敗。ヘイは当初、5月21日にWBA王座挑戦も画策していたが実現には至らず、調整試合に臨むことになった。相手のジェルグジャイは09年にプロデビュー後、スイスを拠点に活動してきた身長196センチ、体重110キロ前後の大柄選手で、タイソン・フューリー(英)戦を前にしたウラジミール・クリチコ(ウクライナ)のスパーリング・パートナーを務めたこともある。まだ強豪との対戦経験はないが、戦績は29戦全勝(21KO)と立派だ。混戦の様相を呈するヘビー級トップ戦線にあって、ヘイが存在感を示すことができるか要注目だ。