[海外ニュース]2016.3.28
前英国王者が脳内出血
 26日に英国ロンドンのウェンブリー・アリーナで行われた英国ミドル級タイトルマッチでクリス・ユーバンク・ジュニア(26=英)に10回TKOで敗れた前王者ニック・ブラックウェル(25=英)が、試合後に意識を失い病院に収容された。脳内に出血がみられ、現在は集中治療室にいるという。
 ブラックウェルは昨年5月に獲得した国内王座の3度目の防衛戦で前WBA世界ミドル級暫定王者の挑戦を受けた。接戦になったが、徐々にブラックウェルは劣勢に陥り、回を重ねるごとに左目周辺が腫れ、10回にドクターの勧告により試合は終わった。その後、ブラックウェルは意識を失い、担架に乗せられてリングを下り病院に収容された。脳に出血がみられるため、現在は脳の膨張を防ぐ目的で計画的な昏睡状態において経過を観察しているという。