14年7月のタイトル初挑戦で同王者に大差判定負けを喫した西田は、「前回はランク入りからタイトルまで一気に駆け上がり舞い上がっていたが、今回は再挑戦するための一年を過ごした。気持ちの面でも前回とは違う。綺麗に勝てるとは思っていない。前半の勝負がポイントになると思うが、とにかく力を出し切り」と反省を生かしての挑戦に自信を示した。

　一方、ここまでOPBFを5度、日本を4度防衛しミドル級の安定政権を築き上げた柴田は、これまでKO負けのない押しの強い挑戦者との再戦に向けフィジカル強化を課題に取り組んできたと話し、前回以上の勝ち方を命題に挙げた。「西田選手もあれから成長し苦しい試合になると思うが、自分も強い選手とやってきたという自負がある。負けたら終りと覚悟しているが、ここが終着点ではない」と意気込んだ。