[海外ニュース]2016.2.26
「瞬き厳禁」とクロフォード
テレンス・クロフォード
 WBO世界スーパーライト級王者テレンス・クロフォード(28=米)対ヘンリー・ランディ(32=米)のタイトルマッチ12回戦が27日(日本時間28日)、米国ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン(MSG)のサブアリーナ、通称「ザ・シアター」で行われる。試合2日前の25日、両者が会見に臨んだ。
テレンス・クロフォード
 強豪との対戦が続いているとはいえ、挑戦者は最近の8戦で4勝4敗と不本意な戦績に甘んじている。しかし、19対1のオッズを引っくり返すことには自信があるようだ。「聞いてくれ、私はこの戦いで大きなショックを与えてみせる。土曜日が待ち遠しいよ。テレンスがハードなトレーニングをこなしてきたことは知っているが、私も12月から厳しい練習を積んできたんだ。私の家族と子供にこれまでとは違った生活を送らせてやりたい。試合の夜、私がWBOの新王者になるんだ」と意気込みを口にした。
 これに対し2度目の防衛を狙うクロフォードは「興奮が抑えられない。試合が待ちきれないんだ。試合前は誰もが作戦を話したり相手の欠点を指摘したりするが、実際に私の前に立つと違ってしまうんだ。もしも彼が現時点で私をリスペクトしていないならば、土曜日の夜にリスペクトすることになるだろう。勝負は早いかもしれないので瞬きしないで試合を見てほしい」と、事実上のKO宣言をした。戦績はスイッチ・ヒッターのクロフォードが27戦全勝(19KO)、10年のキャリアで世界初挑戦のランディは32戦26勝(13KO)5敗1分。