[ニュース]2016.2.16
天笠がWBC3位と対戦
14年大晦日のリゴンドー戦
 元日本、東洋太平洋フェザー級王者で現WBC15位の天笠尚(30=山上)が4月16日、英国のリーズでWBC同級3位のジョシュ・ウォーリントン(25=英)と対戦することになった。イベントを主催する英国のマッチルーム・ボクシングがホームページに情報を掲載したもので、複数の海外メディアも報じている。試合はウォーリントンの持つWBCインターナショナル王座のV2戦として行われる。
 天笠は11年から14年にかけて日本、東洋太平洋王座を保持していたが、世界挑戦のため返上。14年大晦日のギジェルモ・リゴンドー(キューバ/米)戦は2度のダウンを奪う大善戦だったが、11回終了TKO負けに終わった。昨年は2勝して復調を印象づけている。37戦30勝(20KO)5敗2分。
 ウォーリントンは09年10月にプロデビューしたリーズの人気者で、12年に英国王座、13年に英連邦王座、14年にはEBU欧州王座を次々に獲得。さらに15年にはWBCインターナショナル王座も手中に収め、世界ランキングでも上位に進出している。戦績は22戦全勝(4KO)。オッズは14対1で地元のウォーリントン有利と出ており、天笠の勝利には6倍の配当がついている。
 この日は元IBF世界バンタム級王者のスチュアート・ホール(英)対元IBF世界スーパーフライ級王者ロドリゴ・ゲレロ(メキシコ)戦もセットされている。この試合はIBF世界バンタム級王者リー・ハスキンス(英)に対する指名挑戦者決定戦として行われる。ホールは25戦19勝(7KO)4敗2分。13年9月に亀田大毅に判定負け後、5連勝(4KO)を収めているゲレロは30戦24勝(16KO)5敗1分。