[ニュース]2010.8.27
パッキャオ対マルガリート実現へ
 5階級制覇王者マニー・パッキャオ(比)が11月13日、今度は6階級制覇を狙って元ウェルター級王者アントニオ・マルガリート(メキシコ)と対戦――以前から成り行きが注目されていたカードが、いよいよ実現に向けて大きく前進した。
 昨年1月の試合でバンデージに異物を混入した疑惑から米国内でのライセンス停止処分を受けていたマルガリートに、このほどテキサス州での出場許可が降りたのだ。すでにロサンゼルスを抱えるカリフォルニア州はマルガリートのライセンス再交付に「NO」の裁定を下しており、またラスベガスのあるネバダ州もカリフォルニア州の裁定を重視する可能性が高いことから、この2州内での開催は不可能と見られていた。
 テキサス州のOKが出たことで、パッキャオ対マルガリートは11月13日、同州アーリントンのカウボーイズ・スタジアムで行われることが確定的となった。試合は151ポンド(約68.4キロ)の契約体重ながら、空位のWBCスーパーウェルター級王座決定戦として行われる予定で、パッキャオが勝てばオスカー・デラ・ホーヤ(米)に次ぐ史上2人目の6階級制覇となる。すでに両選手は来週から米国内をPRツアーでまわるとも伝えられている。