[試合後談話]2016.1.16
セミは重量級ランカー対決
左:福本 右:秋山
 16日、後楽園ホールで開催された「ダイナミックグローブ」のセミファイナルはミドル級8回戦、同級4位・福本祥馬(25=角海老宝石)対同級3位・秋山泰幸(36=ヨネクラ)によるランカー同士の激突。今年中のタイトル挑戦を目指す両者は序盤、秋山が距離を詰めて接近戦を仕掛ける展開となった。
安堵の表情の福本
 パンチをもらいながら前に出る秋山に手を焼いていた福本だったが、右ストレートを中心にポイントを奪った。このままペースを握るかと思われたが、お互いにクリンチの多い展開となり膠着状態に。8回に福本の右がヒットして膝を揺らしたが、KOに結び付けることができなかった。軍配は見栄えの点で上回った福本の手が上がり6連勝となった。
 7ヶ月ぶりの試合を勝利で飾ったが「勝てたことにホッとしているが、練習していた右にこだわり、狙い過ぎてしまった」と反省の弁が口をついた福本。「今年はなんとしても柴田選手に挑戦したい」とタイトル初挑戦を狙うと明言した。
早くカルピスが飲みたいと安藤
 2016年のオープニングマッチを飾ったのは58.0kg契約4回戦、江澤宏之(26=角海老宝石)と安藤和隆(23=レパード玉熊)。安藤が2回にロープダウンを奪うが、江澤も左右のフックで応戦。最後まで手数を出して打ち合ったがダウンポイントがものをいい安藤が判定勝ちした。
 デビューから2連勝となった安藤は「自分が勝って2016年の最初を決めたかったのでうれしい。今年は新人王と自分の会社を立ち上げるのが目標です」と白い歯を見せた。