[ニュース]2016.1.7
哀戦士・梅津が引退
42戦のボクシング人生
 元日本フェザー級王者で、現役最高齢の梅津宏治(39=ワタナベ)が15年の現役生活に別れを告げ、グローブを吊るすことになった。
ラストマッチとなった林戦
 00年11月にデビューした梅津は、06年10月に2度目の挑戦で日本フェザー級王座を獲得したが、翌年の初防衛戦で世界2階級制覇王者の粟生隆寛(帝拳)に判定負けし王座を奪われた。その後、王座返り咲きを目指し日本タイトルに3度挑戦するもいずれも失敗。37歳定年を超えてなおも挑戦する意思を示し続けたが、14年11月から連敗を喫し昨年10月の林翔太(畑中)とのランカー対決が最後の試合となった。
お気に入りだったグフの衣装
 怪我を恐れず引くことを知らないパワーファイトでリングを沸かせた梅津は、大のガンダムファンとあって特注のジオン軍モビルスーツのコスチュームで入場するなど、リングの下でもファンを楽しませることを忘れなかった。
今後の人生に幸あれ
 生涯戦績は42戦22勝(10KO)17敗(3KO)3分。引退後はジム開設を目標とし、現在はワタナベジムでトレーナー見習いとして後輩の指導にあたる。引退式は3月に予定している。
2007年3月3日の粟生隆寛戦