大沢は開始からジャブでペースを掴むと2回、ボディを織り交ぜクーンキリにダメージを与えると右ストレートで痛烈なダウンを奪い、立ち上がってきたところを冷静に仕留めた。
　控室に戻ってきた大沢は「ダウンを奪った右は抜けた感じ。今回の試合から試した体の動きに合わせたカウンターが良かった」とノーダメージで試合を終わらせ手応えを感じていた。急遽決まった試合だったが、しっかりと結果を出した大沢は「来年、面白い話が来ている。世界に向けてのカウントダウンになると思うので楽しみにしていてください」と2位・マティアスC・アドリアン・ルエダ(アルゼンチン・24戦24勝(21KO)無敗)、3位・チョラターン・ピリャピニョ(タイ・57戦55勝(36KO)2敗のどちらかとWBOフェザー級挑戦者決定戦を目指すとした。少しは世界ランカーらしい試合を見せることができたという大沢は「運も自ら手繰り寄せて道を広げていきたい」と目を輝かせ来年、大きな勝負に出る。