[試合後談話]2015.12.21
セミはKO決着!
いぶし銀対決
 21日、後楽園ホールで開催された「DANGAN149」のセミファイナルは61.0kg契約8回戦、日本ライト級3位・塚田祐介(25=吉祥寺鉄拳8)対日本Sフェザー級13位の高畑里望(36=ドリーム)が行われた。接戦が予想されたランカー同士の一戦は意外な結末となった――。
 ジャブの探り合いではじまった試合が大きく動いたのは2ラウンド。高畑が手数で攻め立て右アッパーを効かせると、連打でダウンをゲット。ダメージの残る塚田をロープに追い込むとレフェリーは塚田を抱きかかえた。
試合前には内藤が激励にきた
 ランカー対決を制した高畑は控室で安堵の表情。「ジャブとボディで削っていく作戦だったが、右アッパーを出したら手応えがあったので一気にいった」とはベテランらしく冷静そのもの。「今日は良いメンタルで試合に臨めた。やはり僕は挑戦者の方がいいですね」と笑顔を見せた。「これでまた首の皮が一枚繋がりました」と来年の7月にはボクサーの定年となる37歳を迎える高畑は「それまでにタイトル挑戦をしたい」と胸を躍らせた。