[試合後談話]2015.12.6
帝里「勝つことが1番」
サンボーホールで激戦
 神戸市内のサンボーホールで6日、千里馬神戸ジムのイベント「PEGASUS SUPER FIGHT」が開催され、千里馬神戸ジムに所属する日本スーパーフェザー級2位の松下拳斗(34)とIBF世界スーパーフライ級4位の帝里木下(29)が年内最後の試合を行った。
松下拳斗(34)
 日本ランキング2位に付ける松下は塚本(六島)を相手に2ラウンドに右目を腫らしたが判定で完勝。控え室に戻った松下は「2ラウンドにもらったパンチで目が痛いです。物が二重に見えてました。まあ、今日はプロ50戦目の試合でした。人はどう思っているか知りませんけど、僕はボクサーとして生きています!そして、ボクサーとして死にます。まだまだ終われないのでこれからも応援よろしくお願いします」と来年にも予想されるタイトルへの再チャレンジに意欲をみせた。
帝里木下(29)
 帝里はタイ人ボクサーを相手に4ラウンド右フック1発で沈め2015年を締めくくった。たくさんの支援者と記念撮影に収まったあと取材に応じた帝里は「コンディションさえきっちり作れたら良い試合ができますね。この歳になったらコンディションは大切です。負けたらあとがないですから、どんな形でもどんな内容でも勝ち続けることが1番。今、ランキングも4位に来ているので来年タイトル戦ができるように準備していきます」と語った。
千里馬啓徳会長
 千里馬啓徳会長は「帝里に関しては今(世界戦に向けて)交渉しています。来年の春くらいまでにはしたい。歳もきてるからね、なんとか実現させたい。次もポートピアホテルでやれたらいいね。でも、サンボーホールもいいけどね」と笑顔で会見を締めた。