[ニュース]2010.8.1
海外の主な試合結果.1
左:デイァス 右:マルケス
マルケス判定勝ち、ピログはTKO勝ち

 7月31日、米国ネバダ州ラスベガスのマンダレイベイ・イベンツ・センターで行われたWBA(スーパー)&WBO世界ライト級タイトルマッチは、チャンピオンのファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)が元チャンピオンのファン・ディアス(米)に12回判定勝ち、初防衛を果たした。
左:マルケス 右:ディアス
 序盤から激しいパンチの交換となった試合は終始マルケスのペースで進行。4回と6回にはディアスにダメージを与えたが、ダウンに結びつけることはできなかった。採点は116対112、118対110、117対111と大差がついていた。
ファン・マヌエル・マルケス

 アンダーカードで行われたWBO世界ミドル級王座決定戦には全勝のふたりが登場。オスカー・デラ・ホーヤの秘蔵っ子で1位のダニエル・ジェイコブス(米)と2位のディミトリー・ピログ(ロシア)という組み合わせとなったが、ピログが5回TKO勝ちで新チャンピオンとなった。
ディミトリー・ピログ
2対1のオッズで有利が伝えられたジェイコブスだったが、2回にピログの右を浴びて大きく腰を落とすなど不安定な戦いぶり。3回、4回と持ち直したかに見えたが5回、ピログの右ストレートを直撃されて痛烈なダウン。カウント途中でレフェリーが試合を止めた。ピログは17戦全勝(14KO)、ジェイコブスは21戦目で初黒星(20勝17KO1敗)。
ディミトリー・ピログ