先に秤に乗った福原はミニマム級リミットを200g下回る47.4kgでクリア。「相手の映像を観たがガンガン攻めてくる気持ちの強い選手だと思うが、相手どうこうでなく自分のボクシングをしたら勝てると思う」と平常心を強調。地元でのタイトルマッチ開催となるが「プレッシャーは今のところ感じていないがその時にならないとわからない。ただ、こんなチャンスはなかなかないので必ず取ります」と力強く必勝を宣言した。明日は200人の応援団が来るという福原は熊本県所属のジムとしては18年ぶりとなる日本王座のベルトを狙いに行く。

　これが2度目の日本王座挑戦となる山本は100gアンダーの47.5kgでパス。計量後に「明日はよろしくお願いします」と熱い握手を交わした山本は「計量をクリアして一安心。運よくまたタイトル挑戦できることになったが今回は勝ちます」と意気込んだ。敵地での挑戦になるが「2月に中国で試合しているのでその経験を活かす。気にしていない」と得意の接近戦で勝負に挑む。熊本はおろか九州に来たのも初めてだという山本だが「観光に来たわけではありませんので、明日はベルトを必ず東京に持って帰る」と静かに闘志を燃やした。