[帰国会見]2015.11.13
小原はIBFに再戦を要求
小原の帰国会見
 今月8日(日本時間)に米国フロリダで9位ウォルター・カスティーリョ(27=ニカラグア)とIBF世界Sライト級王座次期挑戦者決定戦を争い、12回引き分けに終わったOPBF東洋太平洋同級王者でIBF同級6位の小原佳太(29=三迫)が帰国後の13日、都内のJBC事務局で会見を開いた。これは小原が試合を優勢に進めていたにも関わらず、ジャッジのスコアが115対113でひとりが小原、残る二者は114対114とイーブンをつけ、1-0の引き分けに終わったことに関し、IBFに対し三迫陣営が異議を唱え再戦の裁定を要求していると発表したもの。
現地では大ブーイングだったと三迫会長
 同席した三迫貴志会長は、「ドローという結果は結果として、IBFには抗議の旨を伝えました。ルール上、引き分けは再戦とIBFのランキング委員長に確認を取っているので、こちらとしては再戦を要求していきたい」と主張。来春の日本開催を希望し、IBFの通達を待った上で近日中にも発表したいとした。
カスティーリョも再戦を希望しているとのこと
 小原は結果を出せなかった自分の至らなさを一番に上げたが、その上で「当日のコンディションも良く、プラン通りに試合を進めポイントを取っていた自信はあった。それだけに、結果を聞いて愕然とした」と当時の心境を語った。ただ、テレビ解説を担当したシュガー・レイ・レナードからも勝っていたと声を掛けられ、アメリカ自体はフェアだと感じたそうだ。カスティーリョも想像を上回る選手ではなく、海外で戦えると確信した小原は「どんな形でもいいので再戦し、今度ははっきりとした結果を出したい」と希望した。