[ニュース]2010.7.24
クリチコ弟の相手はピーターに
 9月11日にドイツのフランクフルトで行われるIBF&WBO世界ヘビー級タイトルマッチで、王者ウラジミール・クリチコ(ウクライナ/米)に挑むはずだったIBF1位のアレクサンデル・ポベトキン(ロシア)が出場を取り止めた。代わって現IBF2位のサミュエル・ピーター(ナイジェリア/米)がクリチコに挑戦することになった。開催場所や日時に変更はない。
 クリチコとピーターは05年9月にIBF&WBO世界ヘビー級挑戦者決定戦で拳を交えたことがあり、そのときはクリチコが114対111の三者一致の判定勝ちを収めている。しかし、内容は拮抗しており、クリチコは5回に2度、10回に1度、計3度のダウンを喫するなど苦しめられた。その後、クリチコは両団体の王座を獲得。ピーターもWBC王者になったが、08年にクリチコ兄弟の兄ビタリにTKO負けを喫して王座陥落している。因縁含みのリマッチは、今度もヘビー級らしいスリリングな打撃戦になりそうだ。