まず技能賞は、1位の杉崎由夜(角海老宝石)を相手に序盤から右ジャブで主導権を掴み、最大6ポイント差の判定勝ちを収めた元日本&OPBF東洋太平洋同級王者、サウスポーの荒川仁人(33=ワタナベ)が選出。副賞として10万円が贈られた。

　続いて敢闘賞は、1位の坂本英生(フジタ)から7回に右フックでダウンを奪った元日本同級王者の益田健太郎(新日本木村)が選ばれ、こちらも副賞10万円を手にした。

　そして最後に最優秀選手賞(MVP)に選ばれ、賞金100万円を勝ち取ったのは、ウェルター級で日本とOPBFを制したサウスポーの渡部あきのり(野口)を6回、レフェリーストップによるTKOで破った2位の有川稔男(川島)。有川は2回に右拳を骨折しながら最後は連打でストップを呼び込んだ。
有川のコメント「試合中に賞金を取れるかなと思ったが、別にお金目当てでやっているわけじゃないですから。これから怪我で仕事(ビルの窓拭き)を休まなきゃいけないので、賞金は生活費に消えると思います(笑)」。
　4階級の勝者は、来年に開催されるチャンピオンカーニバルで日本タイトルに挑むことになる。

最強後楽園ミリオンマッチ
ウェルター級優勝 MVP
日本同級2位
有川 稔男(川島)

最強後楽園ミリオンマッチ
ライト級優勝 技能賞
日本同級2位
荒川 仁人(ワタナベ)

最強後楽園ミリオンマッチ
バンタム級優勝 敢闘賞
日本同級2位
益田 健太郎(新日本木村)

最強後楽園ミリオンマッチ
フライ級優勝
日本同級2位
黒田 雅之(川崎新田)