[ニュース]2015.10.29
祝殿堂入りを祝う会
約250名の関係者が出席
 今年6月に世界殿堂入りした元WBA世界Lフライ級王者の具志堅用高氏(現白井・具志堅スポーツジム会長)を祝う会が29日に都内のホテルで開かれ、新旧の世界チャンピオンをはじめとする約250名の関係者、支援者が集まり同氏の栄誉を称えた。
殿堂入り式典に合わせ同じジャケットを着用
 祝賀会に先立ち会見に応じた具志堅氏は、6月に米国ニューヨーク州カナストータで行われた式典を思いだし、「あらためてボクシングは素晴らしいスポーツだと感じた。長くできる競技ではないが、それだけに夢がある」と述べ、WBA世界Sフェザー級王座を10度防衛中の内山高志(35=ワタナベ)、先月にWBC世界バンタム級王座9度目の防衛に成功した山中慎介(33=帝拳)をはじめとする後輩たちに自身の持つ日本男子世界王座13度の防衛記録を更新してもらいたいと希望した。
光喜の世界奪取に期待
 また来月28日、仙台でWBC世界Sフライ級王座に挑戦する愛弟子の江藤光喜(25)の世界奪取に期待し、「今年でジム設立20年。日本と東洋太平洋チャンピオンは出たが世界(WBA暫定は江藤が獲得)はまだ。殿堂入りをはたし、これで光喜が獲れば最高の一年になる」と語った。これに江藤は、「絶対に獲ります!」と力強く答え、王座奪取を誓った。
鶴太郎さんもお祝いに駆けつけた
 祝賀会には具志堅氏の「チョッチュネ~」を全国区に広めた、現在は俳優で芸術家の片岡鶴太郎さんもお祝いに駆けつけた。片岡さんは、「本人を前にして言えるようになったのは4~5年前のこと。昔は鋭い目で怒られた」などのエピソードを明かし、つかの間の掛け合いを楽しんだ。
家族に感謝!
 最後に壇上で4人の可愛らしいお孫さんから花束を贈られた具志堅氏は挨拶に立ち、列席者に向け「私のスターだった大場さん(元WBA世界フライ級王者の故・大場政夫氏)とともに殿堂入りがはたせ感動した。引退後は苦しい時もあったが、家族と皆様の支えがあったからこそ今がある。今後も頑張ってまいります」と感謝の言葉を伝えた。
殿堂入りの記念リング