[メキシコ情報]2015.10.29
コアシチャ「接近戦を狙う」
 11月7日、米国ネバダ州ラスベガスのトーマス&マックセンターでワシル・ロマチェンコ(27=ウクライナ)の持つWBO世界フェザー級王座に挑むロムロ・コアシチャ(24=メキシコ)が、「初回から接近戦を仕掛けていく」と宣言している。
 コアシチャは08年にプロデビュー後、29戦25勝(15KO)4敗の戦績を残しているホープだが、まだ世界的には無名に等しい。現在はWBO7位にランクされている。昨年5月の英国遠征でリー・セルビー(英=現IBF王者)に12回判定負けを喫したが、その後は4連勝(3KO)と好調だ。今回のロマチェンコ戦でも番狂わせを狙っており、「彼はスピードのある優れた選手だと思う。そのスピードに負けないような練習している。圧力をかけていけば彼は対応に困るはずだから初回から接近戦を仕掛けていく。カギはボディブロー」と話している。五輪連覇の実績を持つサウスポーのロマチェンコは5戦4勝(2KO)1敗。強気のコアシチャだが、オッズは事実上の賭け不成立を意味する41対1で王者有利と出ている。