[ニュース]2010.7.21
マエストロ亀海、初防衛戦!
左:亀海 右:塩谷
 今年4月、日本スーパーライト級前王者・小野寺洋介山(オサム)を9回TKOで破り、無敗で日本王座を獲得した亀海喜寛(帝拳)の初防衛戦が20日、後楽園ホールで行われた。
 試合は、亀海がガードを固める挑戦者の日本同級5位・塩谷智行(レパード玉熊)に左ボディを突き刺さすと4回、ワンツー連打を打ち込みレフェリーストップを呼び込んだ。
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 危なげなく初防衛に成功した王者・亀海は、試合後の控室で会見を行った。完勝の内容にも亀海は「塩谷選手の状態が解り難く、効いているかどうか分らなかった。反撃を狙っているのかも分らなかった。最後は打ち返して来なかったので、打ち続けようと思った」と最後の場面を振り返った。また、挑戦者の印象について亀海は「見た目よりガードが固く、アゴを見せて来なかった。KOは狙えないだろうと。やり難く自分の力を出せなかった。勉強になりました」と語った。
 ここで本田会長が亀海の次戦に対し「10月に世界ランカーか、実績のある選手とテストマッチ。日本人はチャンピオンカーニバルならやるでしょうし。亀海は一試合一試合良くなっている。まだまだ先だが(世界を)狙える選手だと思っている」とコメント。このコメントに亀海も「僕はいつも通り高みを目指し精進するだけ。そして世界を獲ってデカイことを言います」と笑顔を見せた。
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 まさに“パーフェクトファイター”の戦いで王座初防衛に成功した亀海。果たして、日本ランカーの王座挑戦は誰が名乗りを上げるのか…。世界の匂いを感じさせる亀海喜寛の視線は、常に高みを見据える!