[帰国会見]2015.10.19
呉越同舟?両雄が帰国
成田空港にて渡辺会長・河野・高橋T
 米国シカゴで開催されたWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチを終えたチャンピオンの河野公平(34=ワタナベ)と亀田興毅(28)は、偶然にも同じ飛行機で帰国。19日の成田空港でそれぞれが記者に囲まれた。
シカゴでの亀田
 帰国便がかぶったものの、両者は特に距離を近づけずに太平洋を移動した様子だった。
 先に姿を見せたのは亀田で「中田英寿は引退して旅人になったけど、自分は自由人になる」と言い残した。
 河野は1時間後の飛行機で戻る渡辺均会長を待っての会見。「すごい数だ」と多くの記者に目を丸くした。
「いつもの試合前は干からびていたけど、今回はそれがなかった。アメリカは乾燥しているはずなんですけどね。ダウンしたパンチは練習してきたひとつのパターン。勝手に出た。体に染み付いていた動き」
レックス・チョーとのマカオ戦を臨んだ
 渡辺均会長は、「下馬評は不利だったが、トレーナーの高橋が倒せるかも知れないと言っていたので、そちらに可能性を感じた。コンディションも最高だったし、相手も仕上がっていたのがわかったので、いい試合が出来ると思った。来月35歳になるベテランの河野が努力を実らせたことは、若い選手の手本になる」と満足そうだった。
河野ファミリー