[試合速報]2015.10.17
河野公平vs亀田興毅
河野公平vs亀田興毅
 米国シカゴで開催されたWBA世界スーパーフライ級タイトル戦。チャンピオンの河野公平(ワタナベ)と亀田興毅(JBC非公認)の白熱戦は地元ファンの視線を集めた。
 この試合の模様はテレビ東京系列で17日の19:54から放送される。
シカゴで開催
 日本からも多くのファンがかけつけた。河野公平と亀田興毅の一戦。
Still champion
 試合:試合開始早々、サウスポースタイルの亀田が左ストレートでチャンピオンのバランスを崩すと、続けて左からのコンビネーションを中心に出入りを繰り返す。河野もそこにパンチを合わせて、サウスポー対策をしてきた印象を示すがヒット数では亀田が勝る。
興毅、善戦虚しく。
 日本人対決シカゴの陣。試合が動いたのは2ラウンド。ローブローで倒れた河野が抗議。すると試合再開直後、河野が右ストレートをチャレンジャーのアゴに打ち込むと興毅がダウン。立ち上がって追撃は逃れたが3ラウンド、興毅はホールドとバッティングでこの回だけで減点2が課せられた。
 4Rは両者、後ろの手からのコンビネーションでクリーンファイトを続けた。
 5R、軽量級だが、アメリカを舞台にしても十分な迫力の打撃戦が続く。河野はこれまでの試合と同様、バランスを崩しやすいが、亀田の顔も著しく赤くなり、終了後のゴングにガッツポーズを見せたのは際どい場面が続いたからかー。
 6Rには河野がローブローを抗議。ラウンド終了直後の追撃にも河野が抗議した。
亀田興毅の根性も光った。
 試合前には多くを語らなかった河野だが、日本のリングとは違ってタフファイトに加えてラフなスタイルでアウェイ戦に対応。
 9ラウンドにはホールドで減点1が課せられた。一方の興毅も好戦的な動きで前に出て先に仕掛ける場面も多く、根性も光った。一進一退の攻防戦が最終ラウンドまで続いた。
河野公平一家
 河野が判定3-0(115-109,116-108,113-111)で防衛成功。