[発表会見]2015.10.7
柴田のV4戦が決定!
7日の発表会見
 IBF女子世界ライトフライ級王者、柴田直子(34=ワールドスポーツ)の4度目の防衛戦が決定。7日に都内で会見が開かれ、柴田は11月13日(金)の後楽園ホールで同級7位マリア・サリナス(26=メキシコ)を迎えると葉発表された。
挑戦者は3年前に多田と対戦
 当初は6月にメキシコで同級2位エスメラルダ・モレノ(メキシコ)と行う予定だったが、興行主の資金不足により中止となり、改めて17戦11勝(4KO)4敗2分の元WBC女子ユース同級王者、サリナスに決まった経緯がある。左ファイターのサリナスは、12年2月に当時のWBAミニマム級王者・多田悦子(フュチュール)に挑むも判定負けを喫し、今回が2度目の世界挑戦となる。
高校では全国2位の実績
 サウスポー対策としてWBCアトム級王者の小関桃(青木)とこれまで50ラウンドと、充実したスパーリングを重ねたという柴田は、サリナスについて「パワーもあり、ランキング上位にいてもおかしくはない選手」と評価し、「悔いなく臨みたい。スカッと勝って、できれば次は統一戦をしたい」と13年3月のWBC同級王座決定戦で敗れたイベス・サモラ(メキシコ)へのリベンジを希望。齊田竜也会長も「メキシコに行ってもいい。統一戦はやりたい」とビッグマッチを視野に入れていた。
女子力の高さをアピールした!
 先日の女子ボクサーが集まった女子会で「女子ボクシングを盛り上げるためにも選手個々のアピールが必要」との意見が一致したようで、珠算8段の柴田は会見にそろばんを持ち込み、その場で時間制限15秒の4桁×4桁の問題に挑戦。見事8秒でクリアし、才媛ぶりを発揮した。横で眺めていた齊田会長は、関心しながらも「試合もそろばんのようにバチバチと手数を出してほしい」と注文づけていた。