[海外ニュース]2015.9.30
オケンドがクェジャルに挑戦へ
ヨナタン・オケンド
 去る9月12日、米国ネバダ州ラスベガスで元世界2階級制覇王者ジョニー・ゴンサレス(34=メキシコ)と対戦し、ダウン応酬の激闘を判定で制したヨナタン・オケンド(32=プエルトリコ)が12月5日、米国ニューヨークでWBA世界フェザー級王者ヘスス・クェジャル(28=亜)に挑戦することになりそうだ。
ヨナタン・オケンド
 ゴンサレス戦でオケンドは初回にダウンを喫したものの2回には右でダウンを奪い返し、以後のラウンドを互角以上に戦って判定勝ちを収めた。試合はゴンサレスに合わせて129ポンド(約58.5キロ)だったため、勝ったオケンドは最新のWBOランキングでスーパーフェザー級12位にランクされている。もともとスーパーバンタム級のオケンドのベスト体重がフェザー級ということもあり、クェジャルへの挑戦が浮上したようだ。オケンドはプエルトリコのPRベスト・ボクシング社とゴールデンボーイ・プロモーションズとの契約問題でトラブルになっているが、オケンドの世界挑戦実現のためにPRベスト側が譲歩するかたちで収まりそうだ。暫定王者時代から数えて5度目の防衛戦となるサウスポーのクェジャルは28戦27勝(21KO)1敗、オケンドは30戦26勝(16KO)4敗。試合はWBA世界ミドル級タイトルマッチ、王者ダニエル・ジェイコブス(米)対前WBO王者ピーター・クィリン(米)の「ブルックリン対決」の前座で行われる予定だ。