計量をバンタム級リミットちょうどの53.5kgで無事にパスした山中は「今回も調整はバッチリです。相手も落ち着いていたし、この場で闘志を剥き出すのではないので、明日の試合でスイッチを入れたい」と静かに闘志を燃やし、神の目と言われているモレノに対し、「目のディフェンスだけではポイントは取れないので、攻撃してきた一瞬の隙を狙ってしっかりと勝ちたい。明日は難しい展開になるので、あえてKOは封印して勝ちにこだわる」と意気込みを語った。最後は「明日が楽しみ。期待していてください」と会場を後にした。

　一方、チャレンジャーのモレノは500gアンダーの53.0kgでクリア。計量後には、スポーツドリンクをゆっくりと飲み干し、調整に抜かりない様子だった。山中と固い握手を交わした後、ノーコメントで会場を後にした。

■前日計量
王者・山中慎介(帝拳)
体重:53.5kg
血圧:124/85mm/Hg
脈拍:72/min
体温:36.6℃