[試合後談話]2015.8.23
世界・日本前哨戦
激戦
 神戸芸術センターで23日、千里馬神戸ジムのイベント「PEGASUS SUPER FIGHT」が開催された。セミファイナルに出場した日本スーパーフェザー級1位の松下拳斗(34)とメインに出場したIBF世界スーパーフライ級5位の帝里木下(29)は、タイトル前哨戦として試合に臨んだ。
松下拳斗
 序盤からペースを握れず、消化不良の試合となった松下は「結果が全てです。ベテランはそういうのがいいでしょう」と納得のいかない様子で語ると「やりづらさはありましたね。まあ、また頑張ります」と最後は笑顔で会場を後にした。
大里拳
 惜しくもランキング入りを逃した大里は「松下さんが上手かったです。ポイントを取るボクシングをしないとダメでした。後悔ですね。また、一からボクシングを頑張ってランキングを取りに行きたいと思います」と前を向いた。
帝里木下
 辛くも判定で勝利を拾った帝里は「いやぁ、今日は畷谷を良く書いてあげてください。ああやってくることをわかっていたのに対応できないことがまだまだですね」と下を向いた。「また一戦一戦、勝っていくしかないので頑張ります」と右目上の治療に向かった。
最暴愚畷谷
 善戦虚しく判定で世界ランクを取り損ねた畷谷は「会長に言われていた通りボディを徹底したけど、ダメでした。勝ちにいく執念が足りなかったかもしれません」とうな垂れた。
最暴愚のボディ打ちが進化!
 試合終了のゴングを聞くと同時に勝ちを確信したという六島ジムの枝川孝会長は「はじめから相手は最暴愚のボディ打ちを嫌がってた。ボディを打った後の相手の返しもちゃんとガードできてた。最暴愚は日本タイトルを狙わせられるレベルにある」と苦汁を嘗めた最暴愚を労った。