[ニュース]2015.8.22
出場停止の村中が復帰
王座剥奪となった林戦
 4月の3度目の防衛戦で、体重超過により王座剥奪となった前日本フライ級王者の村中優(30=フラッシュ赤羽)が、6ヶ月間の出場停止処分が明ける10月2日(金)の後楽園ホールでリングに復帰することが分かった。対戦相手は元日本同級ランカーの渡邉秀行(30=郡山)。試合は10回戦で行われるがウェイトは不明だ。
渡邉は厳しいマッチメイクで実力をつけてきた
 渡邉は、4月の村中戦を含め、2度の日本タイトル挑戦経験を持つ林徹磨(セレス)と昨年8月に対戦し、引き分けたことで日本ランク入りしたが、今年6月の試合で鈴木武蔵(帝拳)に敗れ圏外となった。戦績は18戦8勝(6KO)7敗3分。スピードと手数のあるサウスポーの技巧派で、主要4団体の世界ランクを持つ村中への挑戦は、自身最大のビッグチャンスとなる。
 自らの失態で日本王座を失った村中だが、ある意味身軽になったことで、シンプルにパフォーマンスを発揮し世界をアピールしてもらいたい。
村中の同門、稲垣も復帰
 セミファイナルでは、元日本ライト級2位の稲垣孝(29=フラッシュ赤羽)が1年ぶりに復帰し、日本ウェルター級6位の坂本大輔(34=角海老宝石)とウェルター級超の68.0kg契約で対戦する。10年、11年と日本タイトルに2度挑戦した稲垣だが、13年11月から勝ち星に恵まれず現在は3連敗中。ウェイトを増したことが吉と出るのか凶と出るのか――。引き分けを挟み3連勝中の坂本は、内容を重視し、初のタイトル戦に漕ぎつけたいところ。
坂本はあと一歩のところでチャンスを失くしてきた