[ショートインタビュー]2015.8.20
中谷「分岐点になる試合」
中谷正義(26=井岡)
 神戸市立中央体育館で8月28日に同級4位の村田和也(28=千里馬神戸)を迎えて4度目の防衛戦に臨む東洋太平洋ライト級王者の中谷正義(26=井岡)は順調に調整を続けている。世界の頂へ落とせない試合が続く中谷は、4度目の防衛戦を前に何を考え練習に励むのか、話を聞いた。
調整は順調
 試合を9日後に控えた中谷は「体重はあと5kgくらいなんで問題ないです。減量は最近上手くなってきていると思いますね。食べながら飲みながら順調です。体調はバッチリですね」と順調に調整も進んでいる様子だ。
同門の日本王者・石田匠と
 4度目になる防衛戦には「わかりやすい試合内容で勝ちたいですね。前の試合はなんか変に焦っていましたし、倒さなアカンとか、いろいろ考え過ぎていたと思うんですけど。今は、今の自分をしっかりと受け止められているので大丈夫です」と精神的な成長を語った。
安定王者
 対戦相手の同級4位の村田和也(27=千里馬神戸)については「やりにくそうですよね。ビデオもいろいろ見させてもらいましたけど、スピードとかパワーはないですけど、本人もそれはわかっているでしょうし、相手の長所を潰すボクシングをすると思うんで、僕は相手の長所を逆に潰していくことがカギになってくると思っています」。
井岡ジムの精鋭達と
 自身の課題を「僕が、今の僕を客観的に見たら防衛は判定ばっかりやし、この王者チョロいんちゃうん、と思いますね。中盤の危うい場面は毎回ありますし、採点でいったら圧倒できているのに決めきれていない」と語る中谷は「今回は僕の中では結構大きな分岐点になる試合やと思います」と分析した。
決戦は9日後、神戸市立中央体育館
 最後に中谷は「相手が嫌がるボクシングをします。今回は相手が何してくるかわからん怖さはあります。でも、しっかり防衛します。応援よろしくお願いします」と最後の調整に向かった。