[ショートインタビュー]2015.8.18
村田「ただの挑戦ではない」
村田和也(27=千里馬神戸)
 東洋太平洋ライト級4位で指名挑戦者として8月28日にチャンピオン中谷正義(26=井岡)の4度目の防衛戦で拳を交える村田和也(27=千里馬神戸)が18日、自身初のタイトル挑戦を前に心境を語った。
調整は順調です
 19歳で地元静岡県を飛び出し、四国のお遍路をまわるなど旅を続けるなかで神戸の千里馬ジムと出会い1度はプロを引退したものの苦節8年、ようやくたどり着いた夢舞台を前に村田は「体調はバッチリですね。仕事も休ませてもらって、トレーナーのメニューもこなせているので順調ですね」と思い通りの調整をうかがわせた。
苦節8年
 16戦目で掴んだチャンスには「いやー遅かったですね。僕みたいな選手がまさかここまで。来るつもりはありましたけど、来るとは思わなかったですね。雑誌やテレビの世界やと思っていたので。ここまでの8年間を思い返すと感慨深いものがありますね」と振り返る。
旅が好きです
 過去3度の防衛戦をクリアし今や「安定王者」となった中谷に対しては「僕みたいなタイプとやるのはチャンピオンも初めてやと思うんで、チャンスあるかなと思っています。僕はジャブが得意パンチなのでそこからの組み立てを考えています。静岡からも、旅で知り合った友達とかも来てくれるし、重いものを感じてやりたいと思います」。
ジャブから組み立てる
 最後に村田は「8年間やってきて、指名挑戦者という立場で挑戦できるので、プライドを賭けて全てのものを賭けてやります。ただの挑戦では終わらせません。応援よろしくお願いします」と最終調整のため練習に向かった。
決戦は10日後、8月28日