[試合結果 メキシコ情報]2015.8.16
クアドラスvsフローレス
カルロス・クアドラス
 WBC世界スーパーフライ級王者カルロス・クアドラス(26=メキシコ)は15日(日本時間16日)、13位のディクソン・フローレス(21=ニカラグア)をメキシコのシナロア州グアムチルに迎えて4度目の防衛戦に臨んだ。
〇カルロス・クアドラス(メキシコ)
 5回1分11秒TKO
×ディクソン・フローレス(ニカラグア)
 試合は初回から両者が左右のパンチを強振するラフな展開となった。挑戦者の右でクアドラスの腰が沈むシーンもあったが、王者は手数で反撃し、3回には左アッパーを突き上げてフローレスのアゴを跳ね上げた。4回になると実力差は歴然となり、クアドラスの連打でフローレスが窮地に陥った。迎えた5回、クアドラスは左フックでダウンを奪い、再開後、今度は連打でダウンを追加して試合を終わらせた。4度目の防衛に成功したクアドラスは34戦33勝(26KO)1分。フローレスは16戦11勝(3KO)3敗2分。
 前座ではWBC世界ライトフライ級4位のファン・エルナンデス対元世界王者ラモン・ガルシアのメキシカン対決が行われ、エルナンデスが三者一致の8回判定勝ちを収めた。サウスポーのガルシアが7回にレスリング行為で減点されるなど、噛み合わせの甘い荒れた試合だった。11年8月に井岡一翔(井岡)のWBC世界ミニマム級王座に挑んで12回判定負けを喫しているエルナンデスは、これで31戦28勝(19KO)3敗。2年前、ガルシアに8回TKO負けを喫しているが、雪辱を果たしたことになる。3連敗となった元WBO世界ライトフライ級王者ガルシアは28戦20勝(12KO)7敗1分。