[ニュース]2010.6.22
金智勲、王座決定戦出場
 低迷が続く韓国ボクシング界に朗報――長いこと空位になっているIBF世界ライト級の王座決定戦に同級6位の金智勲(キム・ジフン)が出場することになった。
 王座決定戦は8月14日、米国テキサス州ラレドで行われる予定で、対戦相手は3位のミゲール・バスケス(メキシコ)。
 金は04年にプロデビューした23歳。韓国のナショナル・タイトルやPABAタイトルを獲得後、渡米して飛躍の機会を得た。昨年9月には南アでIBOスーパーフェザー級王座を獲得。今年に入ってからは米国で強豪相手に2連続KO勝ちを収めている。06年7月に名古屋で杉田真教に10回判定負け後は13連勝中で、最近の11勝はすべてKOと絶好調だ。通算戦績は26戦21勝(18KO)5敗。対するバスケス(23歳)は28戦25勝(12KO)3敗。
 ちなみにIBFのライト級タイトルは昨春、ネート・キャンベル(米)が体重超過のため剥奪されて以降、持ち主が決まらないまま1年以上が経過している。この間、アリ・フネカ(南ア)とホアン・グスマン(ドミニカ共和国)の間で2度決定戦が行われたが、最初は引き分け、2度目は体重超過のグスマンが判定勝ち(王座は空位のまま)という結果に終わっている。