[ショートインタビュー]2015.8.11
仲村「何が何でも勝ちます」
仲村正男(28=渥美)
 8月21日に後楽園ホールで開催される横浜光ジムのイベント「ダイナマイトパンチ」のメインで日本スーパーフェザー2位の金子大樹(28=横浜光)と対戦する同級10位の仲村正男(28=渥美)に11日、試合10日前の現在の心境を聞いた。
自信を深めた仲村
 昨年、日本同級4位で昨日、東洋太平洋スーパーフェザー級新王者に就いた伊藤雅雪(24=伴流)に判定で惜敗し、続く試合、(当時)東洋太平洋ライト級1位のレイ・ラバオ(比)にTKO負けを喫し2連敗。今年に入り再起をかけた4月のパトムサット・シットサイトーン(タイ)に3RKO勝ちを収めた仲村正男(渥美)は激戦の続くスーパーフェザー級で生き残りをかけ同級上位の金子大樹(横浜光)と対戦する。
まだまだこれから
 現在の体調を聞くと「万全ですね、体重もあとちょっとですけど計画通りにできているので問題ありません」と元気な声で答えた。6月に和歌山県白浜市で4日間の走り込みキャンプ、その後、自身2度目となる長期米国キャンプを敢行。「今回のキャンプは大東会長代行や、先輩の石田(順裕)さんにトレーナーについてもらって、ワイルドカードジム、ポンセジムと有名なジムで練習できましたし、充実感は1度目とは違いましたね」と自信を強めた様子だ。
 金子戦については「正直に言えば、僕が今まで戦ってきた対戦相手の中では最強だろうし、僕の気持ちの入り方も違います。それに向けて頑張ってこれたのは大きいと思いますね。金子選手は総合的にフィジカルも体も強い。パンチ力も今までの選手よりは強いと思っています。そのパンチをもらわないようにすることと、相手のリズムにはまらないように。自分のボクシングをどれだけ貫けるかが大事やと思います」と静かに闘志を燃やした。
決戦は8月21日
 「プレッシャーや、いろんな思いもありますけど。最後には僕の右手が上がっているように。絶対そこは何が何でも勝ちたいと思います、勝とうと思います、いや勝ちます」と最後には語尾を強めて練習に向かった。