[ニュース]2015.8.5
高野が11月に世界挑戦
高野人母美
 6月に決定戦を制し、OPBF東洋太平洋女子Sバンタム級王座に就いた高野人母美(28=協栄)が、11月11日の東京・後楽園ホールでWBO女子世界Sフライ級王者ダニエラ・ベルムデス(26=アルゼンチン)に挑戦することが5日に分かった。
右の破壊力は抜群
 ベルムデスは12年にWBA世界バンタム級暫定王座を獲得後、次戦で同Sフライ級暫定王座も獲得し2階級制覇を達成。翌年にはWBO世界バンタム級王座に就き、WBA・Sフライ級正規王者の山口直子(竹原&畑山)と統一戦を行う予定だったが、ベルムデスが来日を拒否し中止となった。その後、昨年1月に現王座を決定戦で制し獲得。今年1月に初防衛をはたし、今回の高野戦が2度目の防衛戦となる。戦績は22戦17勝(5KO)3敗2分。
10戦目での世界挑戦
 対する高野はモデルボクサーとして13年4月にプロデビュー。177cmの長身から繰り出される打ちおろしの右ストレートを武器に1戦ごとに力をつけ、今年6月にデビュー9戦目で2位のタイ人選手を判定で破りOPBF王座を獲得した。10戦目で挑む世界だが、相手は数段格上の2階級制覇王者。1年ぶりのSフライ級も減量に苦しむ高野にとって不安材料のひとつとなる。減量も含め、この3ヶ月でどこまで対策を練ることができるのか、挑戦者陣営に期待したい。