[ニュース]2010.6.15
四ヶ所、初防衛成功!
左:ベラーノ 右:四ケ所
 14日、後楽園ホールで開催された東洋太平洋女子フライ級タイトルマッチ「王者・四ヶ所麻美(フラッシュ赤羽)VS挑戦者マルネージェ・ベラーノ(比国)」の10回戦。王者・四ヶ所は挑戦者のロングレンジからのジャブ・右ストレートに苦しめられ、7R終了時のジャッジは三者三様ドローと波乱の展開となった。
 しかし終盤、四ヶ所が持ち前の強打をベラーノにヒットさせポイントアウト。判定3-0(96-94・96-95・96-94)で王者・四ヶ所が挑戦者ベラーノを最後で振り切り、王座初防衛に成功した。
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 初防衛を果たした四ヶ所だが、思いもよらぬ苦戦を強いられた辛勝にリング上のインタビューにも笑顔はなく、反省と悔しさを滲ませた。リングを降りる際、四ヶ所は足元がおぼつかずセコンドに両肩を抱えられて退場。ドクターの診察を受けた四ヶ所は左目下のダメージが深く、初防衛後の会見は急遽中止となった。
 その後、救急車で緊急搬送されたが、左目は眼下底骨折の心配もなく、筋肉が傷ついていると診断された。脳波等にも異常は見られなかったが、四ヶ所は大事をとって一晩だけの入院となった。
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 今回のベラーノ戦が経験となり、東洋女子王者"ワイルドハート"四ヶ所麻美の今後に期待したい。