[試合後談話]2015.7.15
中村がKOで決勝進出
中村誠康
 これまで勝った試合はすべてKOとパンチに自信のある中村誠康(22=TEAM10COUNT)が、2014年度東日本新人王バンタム級準優勝の実績を持つ児玉堅(25=竹原慎二&畑山隆則)とDANGAN・B級トーナメント、バンタム級準決勝で対戦。1回から強打が爆発した。
最後はストップ
 右ストレートで痛烈なダウンを奪った中村は、ダメージの残る児玉にパンチを浴びせ続けTKO勝ち。9月29日の決勝に駒を進めた。
喜ぶ中村と川端トレーナー
 5勝目もKO勝ちした中村は、控室でも満面の笑みを見せ、「ダウンを奪った右ストレートは突き抜ける感じで手ごたえはなかったが、相手が効いているのは分かった」と冷静に試合を振り返った。勝利が決まった瞬間、リング上で涙を見せたが「勝っても負けてもいつも泣いてしまうので」と頭をかいた中村。担当する川端龍也トレーナーは「6回戦に上がってからボクシングがおとなしくなっていたので、今日は原点に戻ったボクシングをしよう」と試合前にアドバイスし、会心の勝利を「今日は100点満点」と手放しで褒め称えた。
 決勝の相手は中村が唯一黒星をつけられた仁平宗忍(21=ワタナベ)。自身の試合直前に勝利し、すれ違いざまに「決勝戦で待っています!」と声をかけられ、よりモチベーションが上がったという。1週間後の23歳の誕生日を勝利で祝った中村は、仁平にリベンジしてより大きな喜びを勝ち取るつもりだ。