[試合後談話]2015.7.9
高橋がランカー対決を制す
9日のメインはランカー対決
 昨年12月に日本バンタム級王座に挑戦し前王者・益田健太郎(新日本木村)に判定で敗れた同級12位の高橋竜也(26=ヤマグチ土浦)が、9日の後楽園ホールで日本Sバンタム級11位の戸井健太(28=三迫)と対戦。戸井の勢いを手数で抑えると、細かい連打でダメージを与え続け、4回レフェリーストップによるTKO勝ちでランカー対決を制した。
ヒッティングによる負傷も響いた
 試合後、「立ち上がりは良かったが、相手の連打につき合ってしまった」と肩を落とした戸井。それでも最後まで果敢に打ち合った姿に三迫貴志会長は、「これも試練。またチャンスを作る」と労った。
インファイトも強くなった高橋
 一方、「ジャブから組み立て、自分の持ち味とするしつこいボクシングができた。この勝利をレベルアップのきっかけにしたい」と喜んだ高橋。だが、岩本悟会長は「今日は勝ったから60点だが、まだ打たれ過ぎる。これでやっとA級ボクサーのレベル」と辛口評価。高橋も頷き、「ここからやっと上を狙うことができる」と上位ランク進出に士気を高めた。
キャリアはすでに30戦
 昨年に続き、今年も3戦目とタイトな日程をこなす高橋は、すでに9月の試合が決定。岩本会長は東洋太平洋か日本ランカーとの対戦を希望した。