[メキシコ情報]2015.7.5
チャベス父が旧敵とスパー
フリオ・セサール・チャベス
 80年代から90年代にかけてスーパーフェザー級、ライト級、スーパーライト級の3階級制覇を成し遂げ、メキシコを熱狂の渦に巻き込んだスーパースター、フリオ・セサール・チャベス(52)が3日、84年9月に初の世界王座を奪ったときの相手、マリオ・マルチネス(メキシコ)とメキシコのシナロア州クリアカンでチャリティ・スパーリングを行った。
フリオ・セサール・チャベス
 チャベスはマルチネスに8回TKO勝ちを収めて初めて世界王者になり、その後、スーパースターへと上り詰めていった。3階級制覇、89連勝、37度の世界戦出場など数々の金字塔を打ち立て、05年の115戦目を最後に引退した。前後して自身の財産を寄付して薬物依存厚生施設を設立。多くの患者の更生に寄与している。今回のスパーリングは施設の充実をはかるためと報じられている。