[海外ニュース]2015.5.23
ルイス側が興行権落札
ノニト・ドネア
 WBC世界スーパーバンタム級王座への挑戦権をかけた試合の興行権入札が22日(日本時間23日)、メキシコのWBC本部で行われ、1位のウーゴ・ルイス(28=メキシコ)側が53万7000ドル(約6500万円)で落札した。しかし、3位のノニト・ドネア(32=比/米)側は入札に参加しておらず、試合の実現が危ぶまれている。
ノニト・ドネア
 ドネア側は7月18日にルイスとの挑戦者決定戦を中国特別行政区マカオで挙行すべく相手陣営と交渉していたが決裂。そのために興行権入札に持ち込まれた経緯がある。この時点でドネア陣営は方向転換しており、スーパーバンタム級のWBA王者スコット・クイッグ(英)かIBF王者カール・フランプトン(英)への挑戦を模索していた。結局、こちらも即実現というわけにはいかず、ドネアは7月18日にアントニー・セトル(仏)を相手に無冠戦に臨む可能性が高くなっている。
ウーゴ・ルイス陣営の動向にも注目
 こうしたなかルイスは別の相手と挑戦者決定戦、あるいはレオ・サンタ・クルス(メキシコ/米)が王座を返上した場合は王座決定戦に臨むことになりそうだ。