この特別スパーは、当初予定していた日本Sバンタム級9位の臼井欽士郎(横浜光)と佐藤の試合が、臼井の棄権によって、急きょ決まったもの。2ラウンドのスパーを終えた赤穂は同門の臼井に代わって、佐藤にお詫びした。

　ランカー挑戦に気合いが入っていた佐藤は「またチャンスがあればランカーに挑戦してチャンピオンを目指したい」と意気込みを語った。赤穂とのスパーに関しては「臼井選手との対戦に向けてジャブをいろいろと練習してきたので試した。でも、ビビりました」と振り返った。世界ランキング1位で次は世界王座決定戦が確実視されている赤穂は「次はプロ30戦目なので、そこで世界チャンピオンになります」と力強いコメントを残した。