[前日計量]2015.5.1
粟生パス ベルトランは超過
粟生vsベルトラン
 WBO世界ライト級王座決定戦の前日計量が30日(日本時間5月1日)、米国ネバダ州ラスベガスで行われ、1位の粟生隆寛(31=帝拳)は134.8ポンド(約61.1キロ)で無事にパスした。ところが4位にランクされるレイムンド・ベルトラン(33=メキシコ)は、最初の計量でライト級リミット(135ポンド≒61.2キロ)を1ポンド(約450グラム)オーバーする136ポンド(約61.6キロ)を計測した。試合は1日(日本時間2日)、ラスベガスのザ・コスモポリタンで行われる。
※粟生対ベルトランは2日(土)午前ごろからWOWOWメンバーズ・オンデマンドでライブ配信の予定。
粟生は61.1kgでクリア
 23日に成田を発った粟生はラスベガスで調整を続け、ライト級リミットに近い体重で無事に関門を突破。ところがベルトランは1ポンドの超過という失態を犯したため、再計量まで1時間の猶予が与えられた。その再計量では135.4ポンド(約61.4キロ)を計測。結局、ベルトランはライト級のリミット体重をつくれなかった。そのためベルトランは勝っても王座を手にできず、粟生が勝った場合のみ新王者誕生という変則の王座決定戦になった。3階級制覇を狙うサウスポーの粟生は31戦27勝(12KO)3敗1分、かつてマニー・パッキャオ(比)のスパーリング・パートナーを務めていたベルトランは37戦29勝(17KO)7敗1分。主審はトニー・ウィークス氏(米)、副審はアデライド・バード、エリック・チーク、ジェリー・ロスの三氏が務める。オッズは10対3でベルトラン有利と出ている。