[ニュース]2010.5.16
三垣無念、試合中止!
 17日、さいたまスーパーアリーナで開催される五大メインイベント。三垣龍次(M・T)は東洋太平洋ライト級王者として、東洋同級1位・趙喜在(韓国)を挑戦者に迎え初防衛戦を戦う予定であったが、16日に執り行われた調印式の会場には東洋ライト級王者・三垣の姿はなかった。
 調印式で五大メインイベントに出場する選手の紹介が終わり、プロモーターのワタナベジム渡辺会長から三垣VS趙戦に関する発表を行った。「挑戦者である趙選手が肺炎にかかり、東洋太平洋ライト級タイトルマッチは急遽中止となりました。五大メインイベントと銘打って行う予定でありましたが残念です。三垣選手はエキシビジョンでの出場となります」と告げられた。タイトルマッチ直前での試合中止は非常に残念であり、何よりも三垣のモチベーションの低下が懸念される。
 現在の三垣の状況を所属ジムのM・Tジム高城会長が当サイトに語ってくれた。「三垣は唖然としていました。残念です。肺炎の情報が入り、マッチメーカーも懸命に三垣の対戦相手を探してくれましたが…。時間が足りなかった。三垣もこの3ヶ月頑張って練習してきた。世界戦の前座っていう大きな舞台で三垣のボクシングを観て頂きたかったが。本当に残念です」と無念の表情を隠せないでいた。
 挑戦者の肺炎という不運に見舞われた三垣龍次。“ボクシングマスター”の初防衛戦が早期決定されることを願うばかりである。