右ボディストレート、左フックを打ち込み、まずまずのスタートを切った濱田だったが、サウスポー堀との距離が近づくとバッティング、クリンチに悩まされ、連打に繋がらずパンチは単発に終わった。堀もカウンターで迎え撃つもののペースが上がらず、クリーンヒットが奪えないまま終盤を迎えた。

　噛み合いに欠けこのまま終わるかと思われたが、最終8ラウンドに堀の右アッパーが入り濱田の腰が落ちた。このチャンスに堀が攻め込んだが、濱田も最後まで粘り判定2-1で辛勝。今年、小熊ジムから開設したばかりのREBOOTジムに移った濱田は、移籍初戦でのランカー撃破に涙を流し喜び、今後は「上のランカーに挑戦していきたい」と抱負を語った。