[海外ニュース]2015.4.20
辰吉の旧敵が祝福
元気そうなアヤラ氏
 18日(日本時間19日)、米国テキサス州アーリントンで行われたWBO世界スーパーライト級王座決定戦(テレンス・クロフォード対トーマス・デュロルメ)のリングサイドには、元WBA世界バンタム級王者ポーリー・アヤラ氏(米)の姿があった。
ポーリー・アヤラ氏
 アヤラ氏はアマチュアで302戦277勝25敗の戦績を残して92年にプロデビュー。NABF北米王座を獲得するなどして世界上位に進出。98年8月にはWBCの指名挑戦者として辰吉丈一郎(大阪帝拳)に挑戦したが、6回終了負傷判定負けを喫した。その10ヵ月後にWBA王座を獲得して3度防衛。王座返上後もクラレンス・アダムス(米)、エリック・モラレス(メキシコ)やマルコ・アントニオ・バレラ(メキシコ)らトップ選手と激闘を展開した。04年のバレラ戦を最後に引退後はプロモーターに転身し、地元テキサスでイベントを開催するなど奮闘している。そのアヤラ氏はクロフォード対デュロルメ戦の際、当サイトの山田純夫カメラマンから旧敵の辰吉の次男・寿以輝(大阪帝拳)のデビュー戦勝利を聞くと、「おめでとう」と笑顔を浮かべて祝福した。ちなみにアヤラ氏は4月22日、辰吉よりも23日早く45歳になる。