[ニュース]2015.1.14
長谷川が現役続行を決意
14日に会見を開いた長谷川
 昨年4月、IBF世界スーパーバンタム級王者キコ・マルチネス(スペイン)への挑戦に失敗し、これまで進退の明言を避けていた元2階級制覇王者の長谷川穂積(34=真正)が14日、所属ジムで会見を開き、現役続行の意思を表明した。
良い試合を組むと山下会長
 山下正人会長と3日ほど前に話し合いをしたという長谷川は、「この8ヶ月間、はじめてボクシングと距離を置き、様々な選手のビデオなどを見ることができた。自分のボクシングにまだ取り入れられるものがあるし、引退をするのは今じゃない感じた」と話し、揺れていた気持ちに答えを出した。復帰は昨年敗れた4月をあえて希望し、これに山下会長も「やり残した気持ちを理解している。強い世界ランカーと組ませたい」と同意。今後は長谷川のミットをほかのトレーナーに任せ、プロモーターとして長谷川をサポートしていくと話した。
迷いはもうない!
 最後に長谷川は「やるなら世界を目指すが、それよりも自分のボクシングを完成させたい」と決意を述べ、久しぶりに晴れやかな顔をのぞかせた。