[調印式&会見]2014.12.29
4年連続の大晦日決戦
内山がV9戦に臨む
 大晦日の顔はやっぱりこの人!東京・大田区総合体育館で1年ぶり、9度目の防衛戦に臨むWBA世界スーパーフェザー級王者の内山高志(35=ワタナベ)が、挑戦者で同級9位のイスラエル・ペレス(35=アルゼンチン)と29日に都内のホテルで調印式に臨んだ。
※試合の模様は、当日夜9時半からテレビ東京系列で全国中継される。
大晦日トリプル世界戦調印式
 ペレスは30戦27勝(16KO)2敗1分の右ファイター。キャリア初めに2度の判定負けはあるがKO負けはない。また、初の世界挑戦だが、アマチュアではシドニーオリンピック代表に選ばれるなど、実力的にもKOダイナマイトの相手に不足はない。
内山の隣はWBAのメンドサJr副会長
 調印式後の会見で内山は、4年連続の大晦日防衛戦に向け「光栄です。しっかりと勝って良い年越しをしたい。たとえ判定でも、勝つのは自分」と、時折笑顔を見せながら慣れた受け答え。続けて、ペレスを「技術があって巧い選手」と評価するも、「相手がどういう戦い方を仕掛けてきても問題はない。練習でやってきたことをしっかりと出せば勝てる。V9は100%達成する!」と力強く必勝を宣言した。
ペレスは遅れて登場
 一方、ペレスは午後2時からの調印式に約20分遅れて登場した。「体調はとても良い。リングに上がる準備は出来ている。内山はとてもグレートな王者だが、勝つ自信を持って日本に来た。キャリアでは私が勝る」と悪びれた様子もなく自信の表情。
グローブチェックも問題なし
作戦について聞かれると「ゴングと同時に飛び出し、ベルトを奪いに行く。5ラウンド以内にKOが見れるだろう。もちろん、勝者は私」と言い放った。
世界戦に臨む河野、内山、田口
 30日、大晦日と東西合わせ8つの世界が行われるが、2014年のボクシング界を締めくくるのはやはり内山。2015年、年男の拳が炸裂する!