5日、世界前哨戦を戦った愛弟子・川嶋勝重(大橋)に対し、師匠である大橋秀行会長は世界戦にGOサインを出した。この日、試合は判定ながら3-0のフルマークで完勝を収めた川嶋に、大橋会長はリング上で「今回の相手に足を使い技術で勝った事は意義がある。世界戦に向けて合格点です。来年にも世界に挑戦させたい」と技術での勝利に大橋会長も世界戦にGOを出した。また、川嶋も「ウィグナはレベルの高い選手でした。KOを期待していた皆さんすいません。世界のリングでKOをお見せします。同級生の内藤さんがチャンピオンになった事で勇気をもらいました。これからの川嶋勝重に着いて来て下さい!」と世界再奪取を力強く宣言。この日、WBC世界フライ級チャンピオン内藤大助(宮田)が川嶋の試合をテレビ解説の為に来場。内藤も試合前のリング上で川嶋にエールを送っていた。
　世界挑戦は、本来の階級であるスーパーフライ級にターゲットを絞り、24日のムニョス対相澤の勝者に挑戦する模様。10月に33歳となる川嶋。ボクシングにより円熟味を増してきた"ザ・ラストサムライ"の世界獲りが始まる。